リンカーズ株式会社は2026年9月11日、取締役会でSBIホールディングス(SBIHD)との資本業務提携契約締結、および同社を割当予定先とする第三者割当増資を決議したと発表した。これに伴いSBIHDが主要株主およびその他の関係会社となる見込みで、代表取締役社長の加福秀亙氏も契約当事者に含まれる。
同社は技術課題を持つ企業と技術・製品を持つ企業を引き合わせる「Linkers Sourcing」、用途開拓支援の「Linkers Marketing」、金融機関・事業会社向けSaaS型マッチングシステム「Linkers for BANK」「Linkers for Business」などを展開。SBIグループが持つ地域金融機関や投資先・提携先企業とのネットワーク、金融・投資分野の知見と、リンカーズの技術探索ノウハウやSaaS型システムを組み合わせ、シナジー創出を目指すとしている。
背景には財務面の課題がある。同社は2024年7月期から赤字決算が続き、2027年7月期も赤字を見込む。2026年7月期末時点で借入金総額557百万円、純資産465百万円、現金及び預金467百万円という状況で、既存事業の収益性改善と新規プロダクトへの投資を両立させるため、資本性資金による財務基盤強化が必要と判断した。
調達資金は主に、2026年4月にローンチした新規プロダクト「Linkers TX」の開発強化・機能拡充、およびSaaS型マッチングシステムの既存導入先向け機能改善に充当する方針。Linkers TXでは機能追加やデータベース・検索機能の拡充などを進め、SBIグループのネットワークとの連携可能性も踏まえた展開を図るとしている。