2026年10月22日、HHH1合同会社は、東証グロース上場のサークレイス株式会社(証券コード5029)の普通株式および新株予約権の全てを対象とした公開買付け(TOB)を実施すると発表した。公開買付者は、投資会社ヒルハウス系のファンドが間接的に株式を所有するInspire APAC Holdings Pte. Ltd.の完全子会社で、2025年4月10日に設立された合同会社である。TOB成立後はサークレイスの株主を公開買付者のみとし、完全子会社化する方針を示している。
買付価格は普通株式1株につき2,020円、新株予約権は種類ごとに1個1円などと設定された。買付期間は2026年10月23日から12月7日までの30営業日。サークレイスの筆頭株主であるパソナグループ(所有割合32.31%)と、第2位株主のTQUILA LIMITED(同30.80%)は、それぞれ保有する全株式をTOBに応募することであらかじめ公開買付者と契約を結んでいる。両社の所有割合を合わせると過半数を超える。
公開買付者は、サークレイスの株主を自社のみとする一連の取引の一環として本TOBを実施するとしている。発表時点でヒルハウスや公開買付者親会社、公開買付者自身はサークレイス株式を保有していない。
新株予約権についても、サークレイス取締役会はTOB成立を条件に、応募された分の譲渡を包括的に承認する決議を行っている。買付けは12月7日まで続き、大株主2社の応募が確定していることから、成立後は株主構成が大きく変わる見通しだ。