株式会社CINCは2026年9月14日開催の取締役会で、完全子会社の株式会社CINC Capitalを吸収合併することを決議した。効力発生日は2026年11月1日を予定し、合併と同時に連結子会社がなくなるため、CINCは連結決算から単体決算へ開示方式を切り替える。
合併方式は、CINCを存続会社、CINC Capitalを消滅会社とする吸収合併で、完全子会社を対象とすることから株主総会の承認を経ない簡易合併・略式合併の手続きが取られる。CINC Capitalは現時点で承継債務額が承継資産額を上回る債務超過状態にあり、CINCは合併に先立って同社に対する貸付金債権の一部を放棄し、債務超過を解消したうえで合併を実行する予定としている。
目的として掲げられているのは、グループ経営の効率化、意思決定の迅速化、管理コストの削減であり、CINC CapitalのM&Aアドバイザリー事業等を本体へ統合・整理する狙いがある。CINC Capitalは2024年11月設立で、2025年10月期は純資産が約2.1億円のマイナスとなっていた。
今後は、2027年10月期第1四半期決算発表から単体決算での開示に移行する。CINCは、100%子会社との合併であるため連結業績への影響は軽微とする一方、債務免除等に伴い単体決算で特別損失が生じる可能性があるとし、業績予想への重大な影響が判明した場合は速やかに公表するとしている。