株式会社ほぼ日は9月17日、2026年8月期通期の業績予想を上方修正すると発表した。売上高は前回予想の95億円から105億9700万円へ、営業利益は6億8000万円から10億6600万円へと、いずれも二桁を超える上振れとなる。経常利益、当期純利益も同様に前回予想を大きく上回る水準に見直された。
修正の主因は、主力商品「ほぼ日手帳」の販売動向にある。当期に発売した「ほぼ日手帳2026」は予想をやや上回るペースで推移していたものの、この時点では上方修正が必要な水準ではなかった。転機となったのは、当期末の2026年8月に卸先向け販売を開始した「ほぼ日手帳2027」で、卸先からの受注が国内で前年同期比30.9%増、海外では同108.2%増と、想定を大きく超える結果になったという。
海外受注が国内を上回る伸び率を示した点は、手帳という単一商品が国内外の卸ルートを通じて需要を広げつつある状況を示している。同社は今回の開示で、受注段階での上振れがそのまま業績予想の引き上げにつながったと説明しており、卸先からの発注状況が業績を左右する構造がうかがえる。
今後については、実際の販売実績が受注どおりに着地するかが焦点となる。同社は、今回の予想も発表時点で入手可能な情報に基づくものであり、状況変化があれば適時開示規則に基づき改めて修正を行うとしている。