株式会社エム・エイチ・グループは、2027年6月期から2030年6月期までを対象とする新たな中期経営計画「Vision 2030」を策定した。2030年6月期は設立40周年、2029年12月には上場30周年を迎える節目となる。
当初は2025年6月期から2027年6月期を「助走」期間、その後を「飛躍」期間とする2段階のロードマップを描いていたが、今回これを一気通貫で統合し、2030年6月期を最終ゴールとする新計画に組み直した。
背景には業績の大幅な計画からの乖離がある。主力の美容室運営事業は競争激化や人材不足といった逆風にさらされ、売上高は2025年6月期1,844百万円、2026年6月期1,850百万円とほぼ横ばいながら、経常利益は2025年6月期が△7百万円、2026年6月期は△98百万円と赤字が拡大した。同社はこの状況を受け、既存事業の抜本的な構造改革と、非連続な成長をもたらす新規事業への挑戦を同時並行で進める方針を打ち出した。
これに先立ち、2026年5月22日の取締役会で第三者割当による新株式発行と第2回新株予約権の発行を決議。2026年7月の新株式発行で約10億円を調達済みで、今後新株予約権の行使により約35億円の追加調達を見込む。この資金を基盤に、新規事業への投資と既存の美容室運営事業の強化を進め、2030年6月期までの成長戦略を実行していくとしている。