ジーイエットは2026年10月9日、連結子会社の株式会社コーエンが新たにコスメ事業を始めると発表した。同時に、商品企画・販売を手がける株式会社i.Dとコスメブランドの共同開発に関する基本合意書を締結した。アパレル事業を主力とするコーエンにとって、衣料品以外のカテゴリーへの展開となる。
新ブランドは「Pickit」(商標出願中)。役割分担として、コーエンが商品企画・開発や生産・在庫管理、広告宣伝を担い、i.D社が販路開拓や流通、営業活動を担う。販売チャネルはドラッグストア等への卸売、コーエンの店舗、ECを想定している。費用負担や利益配分、商標権の取扱いなど詳細は今後両社で協議し個別契約を結ぶ予定。基本合意書の有効期間は1年で、双方からの終了申し出がなければ1年ごとに自動更新される。
背景には、2025年の市販用化粧品市場で低価格帯の構成比が約25%に達し、2024年には前年比5%以上拡大したとの市場動向がある。また2025年のドラッグストアにおけるビューティケア販売額は1兆2,399億円で前年比6.3%増と拡大が続いている。ジーイエットはこうした成長市場とチャネルを新たな事業機会と捉え、コーエンが培ってきた商品企画・ブランド運営の知見とi.D社の販路網を組み合わせる狙いがある。
事業開始は2027年6月を予定し、特別支出として金型・販促物等に30百万円を見込む。2027年2月期の連結業績への影響は軽微とされるが、2028年2月期以降の影響は現在精査中で、今後開示があり次第公表される。