株式会社メタプラネットは2026年10月13日、ゼロ・クーポン2031年満期のユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を決議した。発行額は520億円、年限5年、クーポンは0.0%。欧州・アジアを中心とする海外市場(米国を除く)で募集し、シンガポール証券取引所に上場する。同社として初のユーロ円建CBとなる。あわせて自己株式の取得も実施する。
調達資金は、自己株式取得に最大約283億円(上限2億株、未充当分は追加の市場買付けまたは借入金返済に充当)、借入金の返済に約236億円を充てる。自己株取得は取得枠上限600億円・2億株で、2026年10月14日から2027年10月13日まで実施。初日の10月14日にはToSTNeT-3で上限約253億円・約9693万株の買付けを予定する。代表執行役CEOは保有株式のうち最大5500万株を資産管理会社経由で幹事引受会社等に貸し付ける。転換価額は未定。
今回の狙いは、有利子かつビットコイン担保の借入の一部を、無担保・無利息の長期資金に置き換えることにある。会社側は負債総額の引下げではなく、負債構成の改善と財務上の柔軟性確保が主目的と説明している。ゼロクーポンにより5年間の金利負担なく資金を確保でき、借入返済によりクレジット・ファシリティの利用余力が回復、担保として拘束されるビットコインも減少する。
転換価額は発行条件決定時に確定する。将来株式に転換された場合、転換部分の負債は自己資本に置き換わり、財務基盤のさらなる改善が見込まれるとしている。