株式会社フェローテックは2026年11月2日、2026年12月期(2026年4月〜12月)通期連結業績予想を上方修正したと発表した。売上高は前回予想の3800億円から4000億円、営業利益は600億円から680億円、経常利益は550億円から660億円、親会社株主に帰属する当期純利益は360億円から480億円へ、それぞれ見直した。1株当たり当期純利益も683円66銭から912円67銭に上がる見込みとなる。
修正の背景には、生成AI向け半導体製造装置に使われるセラミックスや石英などの半導体マテリアル製品、真空シール・金属加工等の半導体等装置関連事業で需要が増加していることがある。加えて電子デバイス事業では、AIデータセンター用光トランシーバー向けサーモモジュールの需要拡大も寄与している。これらの分野では収益性の高い製品の売上比率が高まる傾向が、前回予想の公表時点以降さらに強まったという。
同社はこうした需要動向を踏まえ、連結の法人税等の予測も更新した結果、純利益が特に大きく増加する見込みとなり、通期予想全体を見直すに至った。なお為替レートの前提は1米ドル158円で、前回公表時点から変更はないとしている。
中期経営計画の数値目標の見直しについては、今後の業績動向を注視した上で改めて検討・公表するとしており、今回の修正は現時点の通期予想の更新にとどまる形となる。なお業績予想は現時点で入手可能な情報に基づく見通しであり、実際の結果が異なる可能性がある点にも留意が必要となる。