IDEC株式会社は2026年10月2日、取締役会において2027年3月期の通期連結業績予想を上方修正すると発表した。5月14日公表の従来予想と比べ、売上高・営業利益・経常利益・純利益のいずれも上振れる内容となっている。
修正後の予想は売上高850億円(前回比+12.6%)、営業利益94億円(同+30.6%)、経常利益89億5千万円(同+32.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益86億円(同+43.3%)、1株当たり当期純利益290円46銭(前回203円25銭)となる見込み。仕向地別では国内が301億円、海外が549億円といずれも上方修正され、製品別でもHMI事業や安全・防爆事業などで需要の伸びが反映されている。
修正の背景について同社は、中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格上昇やサプライチェーンへの懸念から世界経済の先行き不透明感が続く一方、AIやデジタル関連分野を中心とした設備投資需要が拡大していると説明する。日本、中国を中心に全地域で半導体、ロボット、工作機械関連等の需要が堅調に推移し、売上高が当初想定を上回る見込みとなった。増収効果等により収益面も想定を上回るとしている。
今回の予想修正に伴う配当予想の変更はなく、中間・期末配当は各1株65円、年間130円を予定する。業績見通しは現時点で入手可能な情報に基づくものであり、実際の業績は様々な要因により異なる可能性がある。