株式会社トーアミは9月17日、埼玉県入間市の株式会社テクノの発行済株式99%を取得し子会社化することを取締役会で決議した。残る1%はトーアミの子会社である株式会社渡部建設が取得し、グループとして株式を100%保有する形をとる。取得価額はトーアミ分が9億4050万円、渡部建設分が950万円。株式譲渡契約は同日締結し、クロージング日は2026年10月1日を予定している。
テクノは1990年設立で、溶接金網やユニット・システム鉄筋、スペーサー、断熱材などの資材販売・卸と、工事請負を一体で手掛ける企業。2026年3月期の売上高は約7億5576万円、営業利益は約7802万円、純資産は約6億5400万円。テクノはもともとトーアミの主要な仕入先の一つであり、両社は継続的な取引関係にあった。今回、創業家一族で現経営陣でもある豊田政徳氏・豊田和良氏の保有株を取得する形で資本関係を築く。
トーアミは子会社化の理由として、テクノが関東圏で施工体制による丁寧な現場対応に強みを持ち、優良取引先から信頼を得ている点を挙げる。既存の仕入先関係を資本関係へと発展させることで連携を深め、グループ全体の施工力強化と、資材販売・工事請負分野での事業基盤拡大、収益機会の創出につなげたい考えだ。
なお、渡部建設は静岡県浜松市を拠点に土木・建築の躯体工事などを手掛ける企業で、今回テクノの株式1%を取得する。本件が当期業績に与える影響は現在精査中とされ、開示が必要と判断された場合は改めて公表するとしている。